おっさんです。
最近なにやらIQOS関係が一番騒がしく、プルームテックも次世代機で注目を浴びています。最近おとなしく感じるのがBATの加熱式タバコgloですが、現在宮城で新フレーバー【KOOL】のテスト販売を行っています。これが全国発売されればまた話題を攫うことが予想されます。
少し前はフィリップモリスとBATが目指せJTだったのが今やJTとBATでフィリップモリスを追う形になっています。日本での加熱式タバコの勢いと言うのはやや沈静化している気配があるのでここからは各タバコ会社かなり本気で挑む必要があります。
そのための次期IQOSであり、ヒートスティック新フレーバーであり次期型プルームテックと言う展開になっています。
ZAKZAKのインタビューでBATジャパン社長は日本での業績が「凄く良い」と言う反面値上げした限定カラーのgloの値下げも発表しています。
この記事の目次
BATジャパン社長「gloは非常に早い成長を遂げています」
gloの良さとはなんでしょう?やはりIQOSに比べてメンテナンスが楽なのとプルームテックより満足感が高いと言うところでしょうか?まあ後発なので多少詰めが甘くても欠点を補うことが出来るのは団子3兄弟が証明しています。
全国発売前でも都内では結構な勢いで喫煙所でgloを吸う人を見かけました。
最近では千葉の喫煙所でも結構見かけます。売れ方としてはプルームテックより全然売れているようです。いやまあプルームテックはオンライン以外では全国としては売ってないようなもんですし、たばこカプセルがコンビニで買えないのはかなりマイナス査定。車なら50万キロ走行のプリウス並にシビアな査収になってしまいます。
もはやJTからは現行プルームテックは切る気満々にしか見えないのですが。gloが勢いを付けた理由にプルームテックの自滅はかなり大きく影響しています。
そんなgloですが日本のタバコ市場で4%のシェアに食い込んだと社長が言っています。
日本人の「配慮」で…加熱式たばこ「glo」急成長 「吸われる方と吸われない方が共存できる環境が望ましい」
URLをクリックして記事上に出てくる画像のニック・ボックウィンクルみたいな金髪女性がBATJの社長です。
日本でgloは凄く良いと一言目で仰っておられます。ああそれと良い忘れてた、Appleは凄く好調だよとプレゼンの最後で言い放ったジョブズを思い出させる感じですが、昨年10月に全国発売でタバコ市場の4%ってかなり凄いですよ。あれだけの資産がありながら日本のゲーム市場では無風のMicrosoftに比べたら超絶有能です。
フィリップモリスとBATの考え方は対照的だった
このインタビューは全3ページあるのですが読むところは1ページだけです。2ページ目移行は社長の来歴に関するインタビューになっています。影響受けたい薬膳カフェとか通ってそうな意識高い系の方は読むと面白いかもしれませんが。
このインタビューで社長は紙巻きタバコはなくならないから紙巻きタバコも加熱式タバコも両方力を入れると言っています。フィリップモリスは紙巻きタバコから撤退するとまでいっていました。
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IQOSのフィリップモリスが紙巻きタバコから撤退。電子タバコへシフトへ
おっさんです。ヘルニアの腰負担軽減の為に痩せないとダメなんですが元々痩せているので体重が減りません。 さてさてですが日本でもIQOSが大ヒットし ...
またタバコ規制や課税に敏感なJTとは違ってそこは気にしていないとも言っています。当局や政治家が賢明な判断をしてくれると言っています。いやそれはご出身のイタリアの話されてませんか?もはや日本でのタバコは完全なる政局なんですがそれは。ただこの辺りもJTとは違ってきていますね。
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プルームテックはタバコ感を捨て無臭に拘った。そんなJTから近日なにか発表か?
おっさんです。 お盆休みも佳境でUターンラッシュですかね。色んな意味で夏休みは休める本人以外は地獄ですよ。 各メディアからJTはどうなってんだ?やる気あるのかと村上世彰が株主なら総会で物言われまくりな ...
ただこう見るとIQOSとプルームテックの中間としてのgloがなぜ誕生したか良く分かりますね。社風的には加熱式タバコが人気になってもこのままで行くよと言うことなんですね。性急に加熱式タバコ転換を図るフィリップモリスと紙巻きタバコを捨てられないJTの中間と言いますか。
ただやはり宮城からのテスト販売をやめないところを見るとマーケティングには長けている様に感じます。フィリップモリスの場合はアメリカではもう悪名が轟すぎて急いでハームリダクションに転換する必要があるので仕方ありませんが。
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英国公衆衛生庁「IQOSに受動喫煙の害はない」と発表。そのデータをオーストラリア禁煙外来医がアップデート
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海外ではフィリップモリスとBATの一騎打ちであれだけたばこ会社をM&AしてもJTは不動の3位なのでフィリップモリスとBATのシェアは想像できないことになっています。JTはその分喫煙者が一定数見込める日本で圧倒的なシェアを持っていますが。
さて絶好調のgloですがその反面一度値上げした限定カラーのgloを再値下げしています。
限定カラーのgloが8000円から5980円にキャンペーン価格で値下げへ
全国発売以降ずっと在庫不足で実質販売していなかったgloの限定カラーですが、再販告知と同時に値上げが発表されました。
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gloが価格改定。プレミアムシルバー4980円→5980円。その他カラーモデルは8000円の実質値上げに!買うなら今!
おっさんです。 IQOSのダークレッド、gloのウインターポーラーエディション共に余剰在庫なのか売り切れる気配がありません。ただIQOSのバレンタインセットは限定パッケージ1点を残すのみとなっています ...
コンビニで買えるシルバーが4980円から5980円に。シャンパン・ゴールド、モーブ・ピンク、ミスト・ブルー、ストーン・ブラックが4980円から8000円に価格改定されました。
実施日は2018/3/1から値上げされましたがそれから一ヶ月ほどで今度はキャンペーンと称して5980円に改定されています。
在庫も潤沢の様で全カラー購入可能になっています。実質としては1000円値上げなのですがそれでも8000円になって諦めてた人には嬉しい価格です。しかし値上げは失敗だったのでしょうか?
glo値下が、IQOS体験スペースが各地に、プルームテック次世代機。加熱式は一気にセールス合戦へ
僅かここ2.3ヶ月で加熱式タバコは一気に消費者が有利になってしまいました。きっかけはIQOSの限定カラーが売り切れない事に端を発するのですが、このままでは再建が厳しいJTも次世代機を既に発表済み。
gloも限定カラーを余儀なくされています。また全国のお花見スポットやイベントの端っこにIQOSの体験スペースが仮設で設置されて2015年以来のIQOSセールスマンが大量に落下傘で売り込みに来ています。
実は知られていないだけでIQOSは街で有名な飲食店や企業での優先販売をセールスしてきていました。最近の求人では加熱式タバコの案内といった求職が一気に増えています。もう物を置くだけでは売れない時代になってしまったのです。
最大の要因はIQOSの限定が売り切れないこと、gloの限定も余ったことなんですが昨年までの限定カラーが買えないと言う意見を真摯に受け止め改善したら売れなくなりました。時期を逃したのと客は常にどっちつかずのアイウォンチューなのですが、加熱式タバコに関しては「買えたぞー」とドヤ顔して暗黒微笑出来るのが楽しかったわけですが。
BATJの社長もgloが好調なのは事実なのですが思ってるのはもっとドカンときてそやのうてって言う感じかもしれません。
2018年は加熱式タバコにとって試練の年になるのは間違いなさそうです。
なおタバコは20歳から。マナーを守って禁煙/節煙を。