おっさんです。
以前Twitterで「私はアルコールアレルギーだから近くで汗拭きシートを使わないで」と訴えていた女性がみりんを使った料理を披露していて遁走したという事件がありました。
アレルギーというのはまず皮膚に赤い湿疹が出来たりそこに掻痒があったりなかったりで個人差のあるものです。実際のところタバコには複数の薬品が使われているのでアレルギーが出る人がいます。
分かりやすく言うと近くで吸われると咳き込んだり、鼻水が出る人がいます。もっとひどくなると赤い湿疹や発疹が出来る例もあります。
アルコールアレルギーは簡単なパッチテストで判明しますし、何より注射の後のアルコールコットンで赤くなったりもっと簡単な見分けで言うとお酒を飲むと顔が真っ赤になるのもそうです。
そのタバコアレルギーそ検査する試薬の特許を持つ会社をJTが買収していたというお話です。
この記事の目次
JTが買収した【鳥居薬品】
JTと言う会社は国内外を問わずM&Aを活発に行っています。そのJTがまだタバコに世間の優しが多少残る1998年に鳥居薬品という製薬会社を子会社化します。この製薬会社は特にアレルゲンの研究開発を特にしていました。
1872年に洋薬品の輸入商からスタートした鳥居薬品は歴史のある会社になります。
1983年にはメルクが親会社にもなっています。
1985年にメルクが持ち株を全部アサヒビールに売却した事で親会社が変更
1998年にJTが株式公開買い付けをアサヒビールに行い子会社化されました。
ここまで親会社の遍歴があると方針が変わって研究開発が容易ではなくなってしまいます。今のJTの薬品事業の根幹がこの鳥居薬品のジョブです。
紆余曲折があったのですが鳥居薬品は今もJTグループの一社として存続しています。ただ実績はあるのですが実はマイナーな製薬会社なんです。JTほどの資産があればもっと大きな製薬会社の買収は出来たはずなのですがJTは鳥居薬品にこだわりました。
日本唯一のタバコアレルギー試薬の特許を持つ鳥居薬品をJTは買収した
この度ある団体がタバコアレルギー試薬の再販を求める声明を出しました。ある団体では当ブログではあれな団体でお馴染みの日本禁煙学会。
以前、この「タバコアレルギー」の診断は、皮内テスト用試薬で可能でした。
しかし、平成 10 年に日本たばこ産業(JT)が、同試薬の特許を持つ鳥居薬品を
傘下に収めると、平成 15 年 3 月には同試薬の製造・販売が中止されました。
現在、「タバコアレルギー」の診断ができない状態となっており、患者に様々
な不利益を与えております。このような患者たちを救うために、速やかに試薬
の製造・販売再開のご検討を賜りたく、謹んでお願い申し上げる次第です。
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なので疑わしい発言かもしれませんがかつて鳥居薬品がタバコアレルギーを検査する試薬を所持していて病院の診断科目にもタバコアレルギーが存在していたのですが2003年3月に製造販売が中止され検査項目からタバコアレルギーがなくなっています。
今現在鳥居薬品がこの特許を持っていたとしてもJTが持っていると同義になってしまいます。タバコアレルギーが世間に認知されていないのはかつては存在していたアレルギー検査項目自体ないからです。
ただこの辺の経緯が良く分かりませんが以前タバコアレルギーの試薬を製造販売していた鳥居薬品という会社は今JTの傘下で現在は製造販売自体中止されているのは事実です。
日本禁煙学会がこの声明を出したのが2年前なのですが最近また話題になっているのは誰かがこの声明を見つけてTwitterで拡散したからです。
JTが製造販売中止を企てていたなら大問題のタバコアレルギー試薬
IQOS人気で別に今まで気にならなかったフィリップモリスの歴史なんてものを触りだけでも調べたらクラクラするレベルの悪徳企業なのですがJTも中々負けてはいません。神奈川県の全面禁煙化に対して社員を動員して組織票で全面禁煙化反対に投票したりしています。
しかもこれ540人が回答したアンケートでは賛成多数のところ、締切の2日前に500票入り不正が発覚、敢え無く御用となりました。
俺たちの船頭がこれじゃあ禁煙運動の輪はそりゃ広がるわな…。なんて思います。上記の事柄からJT傘下になった途端タバコアレルギー試薬の販売が終わりました。これ実はJTまたはタバコ業界にとってマイナスなのではないかとおっさんは思います。
タバコアレルギー試薬があればタバコアレルギーというものの症状が世間が知ることが出来ます。今の喫煙に対する逆風が吹く中でタバコアレルギー自体隠蔽するとなんでもタバコのせいにされてしまうからです。
もしこんな工作を行っていたら大問題です。
タバコアレルギーは化学物質過敏症になるのですがよくあるIQOSが合わないgloが合わないvapeを吸うと痒くなるもその一種とされています。ただ化学物質過敏症自体が肯定的な見解と懐疑的な見解に分かれるそうですが流石にこれはおっさんも存在すると思います。
事実かどうかをJTは早く公表して欲しいところです。JTと鳥居薬品がタバコアレルギー試薬の販売中止を秘匿すればするほどタバコバッシングの荒波のご時世あらぬ嫌疑が日に日に増えて行くことになります。
なおタバコは20歳から。マナーを守って禁煙/節煙を。